
現金での支払いの代わりに使えるカードがデビットカードとクレジットカードです。
近年キャッシュレス化が進んだことで現金を持ち歩かなくても生活することができるようになって、とっても便利になりました。
しかしデビットカードとクレジットカード、見た目・使い方は似たようなカードなのですが機能は全く違います!
今回はデビットカードとクレジットカードがどう違うのかを解説していきますね!
Contents
デビットカードとクレジットカードの9つの違いを比較!
重要な違い3つ | ||
---|---|---|
デビットカード | クレジットカード | |
①支払うタイミング | 即時引き落とし | 後日引き落とし |
②利用限度額 | 紐付け口座の残高まで | カード会社に決められた金額まで |
③審査の有無 | なし | あり |
その他利用上の違い6つ | ||
デビットカード | クレジットカード | |
持てる年齢 | 15歳以上 | 18歳以上(高校生除く) |
分割払い | ![]() | ![]() |
リボ払い | ![]() | ![]() |
キャッシング | ![]() | ![]() |
ETCカードは作れるか | ![]() | ![]() |
不正利用への対応 | 弱い | 強い |
それではデビットカードとクレジットカードの違いについて見ていきましょう!
上に違いを9つあげましたが、その中でも重要な違いが3つあるので、その3つについてはもう少し詳しく解説していきます。
【支払いのタイミング】デビットカードは即引き落とし・クレジットカードは後日引き落とし
デビットカードとクレジットカードは、同じカード払いでも支払いの形式が違います。
デビットカードは買い物に使うと、紐付けされた口座から即使った分の金額を引き落とす方式。
仮に銀行口座の残高が買い物する金額より少なかった場合、デビットカードで買い物することはできません。
一方のクレジットカードは、カードによって決められた1ヶ月間の利用額を後から引き落とし日に銀行口座から引き落としされる方式。
例えば楽天カードの例をあげると、
4月1日~4月30日の間に3回カードで買い物をして合計金額50,000円の利用をした
とこのような感じで、後払いをすることができるのがクレジットカードです。
【利用限度額】デビットカードは口座残高まで・クレジットカードはカード会社に決められた金額まで
デビットカードとクレジットカードは、それぞれいくらまで使えるのかが違います。
デビットカードは上でも少し触れましたが、口座残高が買物金額未満だと買い物ができません。
例えば10,000円の買い物をしようとしても口座残高が10,000円未満の場合、決済に失敗します。
一方のクレジットカードは、カードによって決められた利用限度額までは口座残高に関係なく使うことが可能です!
例えば利用限度額が30万円のクレジットカードの場合、買い物する時点で口座残高に30万円がなくても30万円までは使うことができます。
ちゃんと引き落とし日までに給料などで口座残高を引き落とし金額以上にすれば支払いも問題ありません。
【審査の有無】デビットカードは審査なし・クレジットカードは審査あり
カードを作る際にデビットカードは審査なし、クレジットカードは審査ありとなっています。
デビットカードの場合は銀行口座以上のお金は使えず、後から利用額を回収できない可能性がゼロなので審査は必要ありませんよね。
なので無職でも持つことが可能です。
ですがクレジットカードの場合はカード会社が使った分を後から回収するため、ちゃんと使った分の金額を支払いができる人かどうか必ず審査をします!
審査項目としては、
- 職業・勤続年数
- 収入
- 預金・資産の有無
などお金に関するところを見られるため、基本的には働いている人・収入がある人しかクレジットカードは作ることができません。
クレジットカードはカードごとに審査の基準が異なりますが、最も重要視しているのは安定収入と言われているので、公務員・会社勤めの人が審査で有利とされています。

デビットカードには国際ブランド型とJデビット型の2種類がある
項目名 | 国際ブランド型 | Jデビット型 |
---|---|---|
作れる年齢 | おおむね15歳から | 0歳でも可能 |
加盟店 | VISA・JCBなどの加盟店による | 日本国内50万店程度 |
海外で使える? | ![]() | ![]() |
ポイントは貯まる? | ![]() | ![]() |
一口にデビットカードといっても、日本では実は「国際ブランド型」と「Jデビット型」の2種類の方式があります。
国際ブランド型は、クレジットカードの国際ブランドVISA・JCB・MasterCardなどと同じ決済システムを使ったデビットカード。
それぞれの国際ブランドの加盟店なら世界中どこでも使えて、多くの場合はポイントも貯まるので買い物に関して言えばクレジットカードと変わらないのが国際ブランド型です。
一方のJデビット型は、みずほ銀行やゆうちょ銀行などの銀行キャッシュカードに付いてくるデビットカード機能。

キャッシュカードに自動でついてくるので、銀行口座さえ作れれば0歳からでも作れますが、加盟店が日本国内だけなので実質日本でしか使えません。
またポイントが貯まったりしないものがほとんどなのでお得感とないかな…という感じです。
使い勝手・お得感ともやはり国際ブランド型のデビットカードのほうが上なので、国際ブランド型が作れる年齢なら国際ブランド型のほうがおすすめ!
デビットカードとクレジットカードはどっちがいい?どんな使い分けをする?
デビットカードとクレジットカードがどう違うのかを見てきましたが、じゃあどっちがいいのかと言えば基本的にはクレジットカードでしょう!
クレジットカードは買い物だけではなく、分割払い・キャッシング・ETCカードなど単純にやれることが多いので、審査にちゃんと通る人ならメリットあります。
しかしデビットカードにも利点はあり、
- 買い物のしすぎを防止したい
- クレジットカードの審査に通らないけどカードは利用したい
- 18歳未満でもカードが使いたい
などの場合に使い分けするのがおすすめ。
デビットカードを作る場合は、できればVISA・JCBなどのクレジットカードと同じ国際ブランドのカードがいいでしょう。
Jデビットのデビットカードは加盟店が少なく、特に海外ではまず使えないため対応範囲が狭いです。
デビットカードとクレジットカードに関するQ&A
デビットカードとクレジットカードが一体型になったカードはありますか?
デビットカードとクレジットカードの見分け方はありますか?

書かれていたらデビットカード、書かれていなければクレジットカードという感じですね。
デビットカードとクレジットカードの違いまとめ!
- デビットカードは15歳から審査なし、クレジットカードは18歳から審査ありで持てる
- デビットカードは銀行口座即時引き落としなので使いすぎることはない
- クレジットカードは銀行口座の残高以上に使うことができる
- デビットカードはVISA・JCBなどの国際ブランドのカードがおすすめ
- 持てるならクレジットカードのほうができることが多くおすすめ
ここまでデビットカードとクレジットカードの違いについてご紹介してきました。
デビットカードはおおむね15歳から持てるため、クレジットカードが持てる18歳よりも前から作ることができます。
作る際には審査がないため無職でも作れますし、銀行口座以上の金額は絶対に使えないため使いすぎ防止も可能です。
クレジットカードは18歳以上から審査ありで作ることができ、機能はデビットカードよりも充実しています。
しかし後払いで利用額を支払う関係上、手持ちのお金以上の金額を使えてしまうため、使いすぎや支払いできない事態には十分注意しなければいけません!
持つならどちらかといえばクレジットカードのほうができることが多くおすすめですが、使いすぎ防止などがしたいならデビットカードのほうがいいでしょう。