
毎月の支出の中でも特に大きな割合を占める食費。
外食が多くなってしまっている場合はもちろん、ある程度しっかりと自炊していても結構な金額になってしまうものです。
この記事では、毎月の食費を少しでも節約していきたいと考えている方向けに、おすすめの食費の節約術を紹介していきます。
「そもそも食費が高くなってしまっているのかどうかもわからない」という方のために、食費が高くなってしまっているかどうかを確認する方法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
食費が高くなってしまっているかどうかを確認する2つの方法!
食費が高くなってしまっているかどうかを確認する方法には、2つの方法があります。
それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
平均値と照らし合わせてみる!
世帯人数 | 食費の平均値 |
---|---|
単身世帯 | 約40,000円 |
二人世帯 | 約65,000円 |
三人世帯 | 約75,000円 |
四人世帯 | 約82,000円 |
五人世帯 | 約90,000円 |
六人世帯 | 約95,000円 |
参考:総務省統計局
食費が高くなってしまっているかどうかは、一般的な家庭の平均値と比較することで確認できます。
一般的な家庭の食費は国の機関である統計局がデータを収集し、公開しているので、統計局のホームページからの確認が可能です。
その統計局のホームページに掲載されているデータをわかりやすくまとめたのが上記の表になります。
あなたのご家庭の食費は、同じような家族構成の世帯の食費の平均値と比べてみていかがでしょうか?
もし、平均値よりも高くなってしまっているようであれば節約に取り組んで食費を減らしていく必要があると言えるので、この後紹介していく節約方法で食費の節約に取り組んでいきましょう。
エンゲル係数を算出してみる!
毎月の食費 ÷ 毎月の支出の合計 × 100(25%以下であれば問題なし)
「エンゲル係数」という言葉を聞いたことはありますか?
エンゲル係数というのは、家庭全体の支出において食費関係の支出の割合をしめす数値を指す言葉です。
このエンゲル係数ですが、エンゲル係数の平均値は25%となっています。
つまり、毎月の家庭の支出のうち食費の割合が4分1程度で済んでいるのであれば、エンゲル係数的にも問題ない数値と言えるわけですね。
逆に、25%以上になってしまっている場合は食費の割合が大きくなっていると言えるので、この場合も食費の節約に取り組んでいく必要があります。
我が家の先月の食費は約5万円でした…!
エンゲル係数 | 約12.5% |
食費(自炊) | 約38,000円 |
食費(外食) | 約12,000円 |
我が家は私と妻、2歳の息子の3人世帯ですが、そんな我が家の先月の食費は約5万円でした。
平均値より安く済んでいますが、息子がまだ2歳ということを考慮すると決して安く抑えられているとは言えません。
今後息子が大きくなってガツガツ食べるようになってくることを考えると、本格的な食費の節約に取り組まなくてはマズいかもしれませんね…。
今現在我が家で実践している食費の節約方法は「スーパーのセール日に合わせて食材を購入すること」ぐらいですので、この機会に食費の節約術について徹底的にリサーチし、実践できそうなものは実践してみることにしました。
毎月の食費を少しでも安くするために知っておきたい10の節約術
節約方法 | 節約できる金額の目安(年) | おすすめ度 |
---|---|---|
外食の回数を減らす | 60,000円 | ![]() |
できあいのものを購入する回数を減らす | 30,000円 | ![]() |
安いスーパーを把握しておく | ー | ![]() |
スーパーごとの安い食材を把握しておく | ー | ![]() |
食材が安くなる日を把握しておく | ー | ![]() |
まとめ買いをして買い物の回数を減らす | 12,000円 | ![]() |
買い物には満腹の状態で行くようにする | 12,000円 | ![]() |
クレジットカードやキャッシュレス決済で支払うようにする | 6,000円 ※貯められるポイントの目安 | ![]() |
ポイントカードでポイントを貯めるようにする | ー | ![]() |
冷蔵庫の中身を常に把握しておく | ー | ![]() |
毎月の食費の節約方法には実にさまざまな方法があります。
いずれも食費を節約するためにはぜひ取り組んでいきたい節約術となっているので、ぜひ取り組めそうなものがあれば取り組んでみてください。
それでは、毎月の食費を少しでも安くするために知っておきたい10の節約術についてみていきましょう!
1. 外食の回数を減らす!
節約方法 | 例 | 節約できる金額の目安(年) |
---|---|---|
外食の回数を減らす | 1食あたり1,000円使っていた月の外食の回数を、10回から5回に減らした場合 | 60,000円 |
これは我が家にも当てはまる特徴の一つですが、毎月の食費が高くなってしまっている家庭は外食の数が多い傾向にあります。
食事を自炊でまかなう場合、購入する食材やメニューによっては1食あたり数百円程度に抑えることも可能です。
また、あえて多めに作っておいて、冷凍して保存しておいたり冷蔵庫で保存して翌日のおかずにするなんてことも可能になります。
その場合、1食あたりの食費をより節約できるようになります。
しかし、外食の場合だと、そうはいきません。
外食の場合、どれだけ安く抑えられたとしても1食500円以上はかかりますし、よほど安いところで食べない限り1食1,000円はかかることになるでしょう。
なおかつ、自炊のときのように冷蔵や冷凍での保存ができないので、翌日移行の食費を浮かすなんてこともできません。
そのため、外食の回数が増えれば増えるほど食費がかさんでいくようになってしまうわけです。
もちろん外食の回数をゼロにする必要はありません。
無理な節約は長続きしませんし、たまの贅沢による息抜きも必要です。
毎月の外食の数を思い出してみて、多いと感じる場合は半分ほどに減らしてみるところから始めてみましょう。
それだけで月の食費を○円ほど節約できるようになりますよ。
2. できあいのものを購入する回数を減らす!
節約方法 | 例 | 節約できる金額の目安(年) |
---|---|---|
できあいのものを購入する回数を減らす | 1食あたり500円分惣菜を購入していたのを、月10回から5回に減らした場合 | 30,000円 |
スーパーで売られている惣菜は忙しい現代人の味方と言えますが、食費を節約したい場合は購入を控えるべきです。
スーパーの惣菜には、材料費はもちろん、作る人の人件費も上乗せされてしまっているのでどうしても高くついてしまいます。
自炊すれば100〜200円ほどで作れるおかずが、できあいのものを購入すると400〜500円してしまうということも珍しくありません。
一見するとちょっとした差のように感じるかもしれませんが、おかず1品につき200〜300円の差が生じるとなると、トータルでの差額は結構な金額になってしまいます。
また、惣菜ばかり購入していると栄養がかたよってしまいがちですし、長時間おかれている惣菜は油が酸化してしまっているので、体のことを考えた場合もできるだけ控えるべきだと言えます。
小さなお子さんのいるようなご家庭であればなおさらですね。
こちらも先ほど紹介した外食での節約方法と同じく、惣菜を購入するのをゼロにするべきとまでは言いませんが、回数が多くなっていると感じる場合は回数を減らすことを意識してみてください。
また、購入する際は、割引されるタイミングを狙って購入するようにするのもおすすめですよ。
3. 安いスーパーを把握しておく!
毎日の食材を購入するスーパーを「家から近いから」という理由で選んでいる方は多いかと思います。
毎日の買い物は結構体力を消耗するのでそういった基準で選んでしまうのもわからなくはありませんが、食費を節約したいのであれば、なるべく安いスーパーで購入するように心がけるべきです。
お住まいの地域にもよりますが、どこの地域にも激安系のスーパーが1つや2つ存在しています。
私が住んでいる沖縄だと、「ユニオン」という激安系のスーパーがあるのですが、大抵の商品を他のスーパーより安く購入できるのでかなり重宝しています。
それぞれの商品の差額は数円〜数十円程度ですが、月に数十点の商品を購入することを考えるとその差額もバカにできませんよね?
お住まいの地域の激安系スーパーを探し、毎日の買い物はそういった激安系スーパーでおこなうようにしましょう。
4. スーパーごとの安い食材を把握しておく!
スーパーの中には特定の食材のみを安く販売しているスーパーもあります。
激安系のスーパーのようにすべての商品が安いわけではないものの、お肉や野菜、魚など、特定の食材のみ安く購入できるといったイメージです。
スーパーによっては、特定の食材に限り激安系のスーパーよりもさらに安い価格で販売されていたりもします。
そのため、激安系のスーパーだけを妄信的に利用するのではなく、スーパーごとの安い食材を把握し、それらの食材に関してはそのスーパーで購入するようにしましょう。
食材によって購入するスーパーを変えるのは多少手間がかかりますが、食費の節約方法の中でも定番の方法と言えるので、ぜひ実践してみてください。
5. 食材が安くなる日を把握しておく!
例外もありますが、ほとんどのスーパーでは特売日が設定されています。
特売日になると数十円の値引きは当たり前で、商品によっては百円以上値引きされることもあります。
そういった特売日に食材を購入するように意識するだけで食費を大幅に節約できるようになるので、それぞれのスーパーの特売日を把握しておくようにしましょう。
大抵の場合、日曜日に特売日が設定されているはずです。
また、平日の夕方もタイムセールのような形で商品が安くなる時間帯が設けられていたするので、その時間帯も見逃し厳禁ですよ。
6 まとめ買いをして買い物の回数を減らす!
節約方法 | 例 | 節約できる金額の目安(年) |
---|---|---|
まとめ買いで買い物の回数を減らす | 月に10回スーパーに足を運び、1回あたり100円の無駄遣いをしていたのを、まとめ買いの実践によってしなくなった場合 | 12,000円 |
毎月の消費を少しでも節約したいのであれば、できるだけまとめ買いするよう意識するべきです。
まとめ買いせずその都度スーパーに足を運んでいると、ついつい余計なものまで購入してしまいかねません。
実際、お菓子やジュースなど、「元々購入する予定でないものを購入してしまっていた」という経験がある方も多いのではないでしょうか?
スーパーは誘惑が多いので、足を運んでしまうと、どうしてもそういった余計なものを購入してしまいがちです。
そういった余計なものの購入を防ぐためにも、あらかじめ購入するものをリストアップしてのまとめ買いが必要になってくるわけですね。
まとめ買いは我が家でも最近から実践するようになりましたが、明らかに余計なものを購入してしまうことが減ったのでかなり効果を実感しています。
7. 買い物には満腹の状態で行くようにする!
節約方法 | 例 | 節約できる金額の目安(年) |
---|---|---|
満腹の状態で買い物にいく | 月に10回のスーパーでの買い物で1回あたり100円の無駄遣いをしていたのを、食後にスーパーに行くようになって無駄遣いをしなくなった場合 | 12,000円 |
この節約術も、スーパーに行く際に実践してほしい節約術の一つです。
こちらについても経験したことがあるという方が多いかと思いますが、空腹の状態でスーパーに足を運ぶと、ついつい余計なものを購入してしまいがちです。
お腹が減っているため色々な食品に目がいってしまい、気づいたら購入する予定ではなかったものを購入してしまっているというわけですね。
一方、満腹の状態でスーパーに行くと、特にお腹が減っているわけではないので、本当に必要なもののみを購入してスーパーを後にすることができます。
この節約術についても効果を実感済みですが、毎回満腹の状態でスーパーに足を運ぶというのはかなり意識的におこなわないと難しかったりもするので、「スーパーに行くのは食事の後」という風にルールを決めておくといいかもしれませんね。
8. クレジットカードやキャッシュレス決済で支払うようにする!
貯まるポイント(月) | 貯まるポイント (年) | |
---|---|---|
1%還元のクレジットカードやキャッシュレス決済で食費を支払った場合 | 500ポイント ※月50,000円分の利用を想定 | 6,000ポイント ※月50,000円分の利用を想定 |
スーパーで買い物した際の支払いを現金でおこなっている場合、支払い方法をクレジットカードやキャッシュレス決済に変更することで、よりお得に買物ができるようになります。
というのも、クレジットカードやキャッシュレス決済で支払いをおこなうと、金額に応じたポイントが付与さえるようになっているからです。
還元率はクレジットカードやキャッシュレス決済によって異なりますし、還元率も1〜2%ほどですが、年間で考えると結構なポイントが還元されます。
我が家の食費は月約5万円ですが、1%の還元だとしても、年間6,000円分のポイントが還元される計算です。
決済方法を変えるだけなのでそれほど手間はかかりませんし、現金を持ち歩く必要がないので利便性も高いと言えます。
「どうしても現金での支払いがいい」という場合は無理におすすめはしませんが、そうでない場合はぜひ検討されてみてはいかがでしょうか?
9. ポイントカードでポイントを貯めるようにする!
我が家がよく利用しているスーパーのポイントカードの場合 | |
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現金のチャージ額に応じてポイント付与 |
|
商品の購入額に応じてポイント付与 | 200円ごとに1ポイント付与 |
いつも利用するスーパーがポイントカードを導入している場合、ぜひポイントカードを作るようにしてください。
どういった条件でどれだけポイントが還元されるかはスーパーによって異なりますが、基本的にはかなりお得に買い物できるようになるのでおすすめです。
我が家がよく利用している地元のスーパーのポイントカードの場合だと、200円の支払いごとに1ポイント貯まるようになっています。
また、そのポイントカードには電子マネーの機能がついているので支払いにも利用できるのですが、
- 3,000円のチャージで15円分
- 5,000円のチャージで25円分
- 10,000円のチャージで50円分
というように、現金をチャージするだけでポイントが貯まるようになっています。
貯まるポイント自体は決して多くはありませんが、お金をチャージするだけでポイントがもらえるのでかなりお得です。
すべてのスーパーでポイントカードが用意されているわけではありませんが、最近は独自のポイントカードのあるスーパーも増えてきているので、ぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか?
10. 冷蔵庫の中身を常に把握しておく!
冷蔵庫の中にどういった食材があるか把握できていますか?
冷蔵庫の中身を把握しておくと、余計な買い物が防げるようになりますし、食材を無駄にしてしまうこともなくなります。
もし冷蔵庫の中身を把握できていないのであれば、今日から把握してみるようにしてみてはいかがでしょうか?
おすすめはホワイトボードを活用する方法で、ホワイトボードを冷蔵庫に貼り付けておいて、そこに食材とそれぞれの食材の賞味期限を記入していきます。
そうすることで、わざわざ冷蔵庫を開けなくても中に何が入っているのかがわかるようになりますし、賞味期限の近い食材の管理もおこなえるようになります。
冷蔵庫の開け閉めが減ると電気代も節約できるようになるので、一石三鳥のおすすめの節約術ですよ。
食費の節約方法についてのまとめ
- 食費が高いかどうかは平均値との比較とエンゲル係数の算出で確認できる
- 食費を節約したいなら外食を減らすことが大切
- 食費を節約したいならできあいのものを購入する回数を減らすことが大切
- 食費を節約したいなら食材の安いスーパーを把握しておくことが大切
- 食費を節約したいならスーパーごとの安い食材を把握しておくことが大切
- 食費を節約したいなら食材が安い日を把握しておくことが大切
- 食費を節約したいならまとめ買いで無駄な買い物を減らすことが大切
- 食費を節約したいなら満腹の状態で買い物に行って無駄な買い物を減らすことが大切
- クレジットカードやキャッシュレス決済で支払うようにするとよりお得に買物できる
- ポイントカードでポイントを貯めるようにするとよりお得に買い物できる
- 食費を節約したいなら冷蔵庫の中身を把握して無駄な買い物や食品のロスを減らすことが大切
毎月の食費を減らす方法について詳しく紹介してきました。
もし、毎月の食費が国の統計による食費の平均値よりも高かったりエンゲル係数が25%超えてしまっていたりする場合は、食費の節約に取り組む必要があると言えます。
今回紹介してきた食費の節約方法すべてに取り組んでもいいですし、気軽に始められそうなものから取り組んでもかまいません。
今すぐに始められるものも多いので、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?