クレジットカードのICチップ化が日本でも義務化に!海外では当たり前!

ヨーロッパや中国・台湾では、セキュリティの観点からICチップ化されたクレジットカードが利用されています。

2020年夏のオリンピックに海外のお客様がいらっしゃる予定だったことから、日本でも2020年春には店舗でICクレジットカードの決済端末の整備は終了しています。

ただ、日本のユーザーのカードのIC化は途中段階です。あなたのクレジットカードはもうIC化されていますか?

こちらの記事では、ICチップとはどういうものなのか、ICチップ化されるとどんなメリットがあるのかをご紹介します。

Contents

クレジットカードのICチップとは?3つの基礎知識を解説

クレジットカードがICチップ化されると聞いて、どんなことが出来るのだろうと興味を持たれる方もいるかもしれませんね。

まずは、最初にICチップとはどういうものなのか、基礎的な情報をご紹介しましょう。

ICチップ付きのクレジットカードとは表面に金色や銀色の金属端子が付いている

カード 使われているICチップの種類 ICチップの説明
クレジットカード 接触型ICチップ カード表面に金色や銀色の金属端子がついていて決済端末に挿入して読み取るチップ
電子マネー 非接触型ICチップ 表面に金属端子がなく決済端末にカードをかざして読み取るチップ

私たちが普段使用しているICチップ化されたカードは2種類ありますが、クレジットカードに使われているICチップは「接触型ICチップ」です。

ICチップはカードの中に隠れて見えませんが、カード表面に金色や銀色の金属端子が付いているのでICチップ化されているのがすぐにわかります。

ちなみに、金属端子はICチップと決済端末の情報の授受に必要な部品です。

misae
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カード表面の金色や銀色の金属部分はICチップではないんですね。

海外ではICチップが搭載されていないと使えないこともある

セキュリティの観点から、海外ではICチップが搭載されていないカードは使えないこともあるんです。

特にヨーロッパや中国・台湾では、早くからクレジットカードのICチップ化が進められて、実際にクレジットカードの不正被害が減っています。

なお、クレジットカードのICチップ化が進んでいる国ではカードの被害が減る一方で、ICチップ化未対応の国ではカードの被害が増えているという現実があります。

【2020年3月から】改正割賦販売法でクレジットカード決済端末のICチップ対応が義務化された

ICチップ化対応
決済端末 2020年3月まで
クレジットカード 2015年よりカード更新のタイミングで順次

日本では、クレジットカードのICチップ化が進められています。その前段階として2020年3月までに店舗の決済端末がIC化されています。

クレジットカードも更新のタイミングで、ICチップ化されたカードに更新されているんです。

misae
misae
クレジットカードのICチップ化も、もうすぐ全部完了です。

ICチップ付きクレジットカードの3つのメリットを徹底解説!

どうしてクレジットカードがICチップ化されることになったのか、ICチップ化されるとはどんなことなのかを見ていきましましょう。

また、クレジットカードがICチップ化されることのメリットも一緒にご紹介しますね。

ICチップで情報が保護されクレジットカードのスキミング出来なくなる

データの格納場所 データの盗みやすさ
ICチップ ICチップの内部に分割して格納 盗みづらい
磁気ストライプ 磁気ストライプの同じ場所に格納 盗みやすい

以前のクレジットカードでは、カードに引かれた黒い線「磁気ストライプ」と呼ばれる部分にカード情報を保持していました。

この、磁気ストライプの情報を盗み取る「スキミング」という犯罪が広まったことを受けて出来た技術が情報の取りづらい「ICチップ」です。

ICチップの認証が高度化し偽造クレジットカードなどの不正を防ぐ

ICチップが磁気ストライプに比べて優秀でも、偽造されないとはいいきれません。そのため、利用の際には、不正利用を防ぐための認証プロセスが組み込まれています。

差し込み式の決済端末で決済ができるまで10秒くらい時間がかかるのは、この認証が行われているからなんです。

認証は決済端末の「こちら側」と「向こう側」で行われています。「こちら側」では、カードが偽造ではないかの認証をしています。

「向こう側」では取引申請を受けたカード会社が取引ごとに認証し、その認証を暗号化して返しています。そのため認証情報が盗み取りづらく、盗まれても次の取引の時には使えないのです。

これら何重もの認証を通ることで、クレジットカードが利用できるようになっているのです。

misae
misae
あのレジを待つ時間で、実はこんなにいろいろなセキュリティ認証が行われているのです。

ICチップが暗号化された暗証番号でクレジットカード利用のなりすましを防ぐ

決済端末で行うこと 本人確認方法
ICチップ
  • 決済端末に挿入し偽造カードでないことの認証
  • 決済に必要情報のみの抽出
  • 決済に必要な情報をカード会社に暗号化し転送
  • カード会社からの利用承認を受信(暗号化され1取引のみに有効)
暗証番号
磁気ストライプ
  • 決済端末にスライドし磁気スライドの情報の引き出し
  • 引き出された磁気スライドの情報をカード会社に転送
サイン

磁気ストライプを使ったクレジットカードの仕組みは簡単で、ストライプに入った情報をそのまま転送し利用した履歴を残すだけのものでした。

サインもカードの裏に書かれたものを真似すれば、明確な本人確認とはなりません。

これが、ICチップ化することで多くのセキュリティを搭載し、最終的には本人しか知らない暗証番号が入力できなければ本人でさえ買い物ができない仕組みです。

ただ、店舗により一定金額まで「サインレス(暗証番号不要)」という場合もあります。これは店舗とカード会社の契約内容によります。

misae
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暗証番号を忘れると使えなくなりますので注意しましょう!

ICチップなしとICチップ付きのクレジットカードの2つの見分け方は?

ICチップなしとICチップ付きのクレジットカードの見分け方2つ
  1. クレジットカードの券面から見分ける
  2. クレジットカードの決済端末の読み取り方から見分ける

こうして、ICチップ化されたクレジットカードの安全性を見ると、今持っているカードがICチップ化されているか知りたくなりますよね。

こちらでは、お手持ちのクレジットカードが、ICチップ化されているか確認の方法をご紹介します。

クレジットカードの券面から見分ける

ICチップ付きクレジットカード ICチップなしクレジットカード
金色や銀色の金属端子がついている 金色や銀色の金属端子は付いていない。裏面に黒い磁気ストライプが付いている。

まずは、クレジットカードをみて、金色や銀色の金属端子のついているものはICチップ化されているクレジットカードです。

現在、クレジットカードのICチップは金属端子の付いた「接触型ICチップ」のみですので、この金色や銀色の金属端子があればICチップ化されたクレジットカードです。

クレジットカードの決済端末の読み取り方から見分ける

ICチップ付きクレジットカード ICチップなしクレジットカード
差し込み式リーダー スライド式リーダー
  1. カードリーダーにカードを差し込む
  2. 暗証番号を入れる
  1. カードリーダーにカードをスライドさせる
  2. 利用明細にサインする

また、クレジットカードの決済端末の使い方でもICチップ化されたクレジットカードかがわかります。

ICチップ化されたクレジットカードは決済端末に差し込む形で利用します。

一方、ICチップ化されていない場合には「磁気ストライプ」部分を決済端末にスライドさせて利用します。

ICチップ付きクレジットカードのFAQ

ICチップ化されたクレジットカードはとてもセキュリティが強化されていることがわかりましたが、カード表面に金属が見えていてすぐ壊れそうな気もします。

大切に長く、そして安全に持つためにどのように取り扱えばいいか、よくある疑問にお答えますね。

ICチップ付きのクレジットカードを誤って洗濯してしまいましたが、まだ使うことができますか?

洗濯してしてしまってもICチップ自体が破損することはほとんどありません。ただし、金属端子が破損していると決済端末と情報取り出せないことがあります。

不安な場合にはカードデスクに連絡をしてカードを再発行してもらいましょう。

クレジットカードのICチップが汚れてしまいました。傷のつかない掃除の仕方はありますか?

クレジットカードの金属の部分の汚れであれば、メガネ拭きなどの柔らかいもので拭き取ってあげましょう。

ICチップ付きのクレジットカードが使えず磁気不良と言われたのですが、どうすれば良いですか?

磁気不良を起こしてしまった場合には、カードデスクに連絡をしてカードを再発行してもらってください。

クレジットカードのICチップは磁気に弱いので、磁気を発するスマートフォン、テレビ、ラジオ、スピーカーの近くで保管しないようにしましょう。

ICチップ付きのクレジットカードはどのように廃棄したらいいですか?

金属部分と磁気ストライプ部分を細かく裁断し、できればいくつかに分けて捨てるようにしましょう。

クレジットカードICチップのまとめ

クレジットカードICチップのまとめ
  • 金色や銀色の金属端子が付いているカードはICチップ化されている
  • ICチップ化されているクレジットカードは不正利用されづらい
  • クレジットカードの暗証番号は忘れないようにする

クレジットカードは今までの「磁気ストライプ」のタイプから、ICチップ化が進められています。

それに伴い、2020年3月までにクレジットカードの決済端末がICチップ対応となりました。

ICチップ化されたクレジットカードは、セキュリティが強化され不正利用しづらくなっています。

不正利用を防ぐためにも、利用に暗証番号が必要になっています。暗証番号は絶対に忘れないようにしましょう。

もし、暗証番号を忘れたら、通知か再発行で使えるようにできますので、カード会社に連絡をしてくださいね。