クレジットカード明細は領収証になる?見方や確定申告での利用の仕方は!

クレジットカードを利用すると発行される明細ですが、クレジットカードの明細にはいくつかの種類があるんです。

例えば、買い物をした時にもらえる「明細」や、毎月の支払いが確定した時に発行される明細があります。

それらの「明細」は発行されたりしなかったり、何が必要なのか不要なのかちょっとわかりづらいですよね。

この記事を読んでいただければ、こうした様々な「明細」を区別して、どんな時に使用するのかを理解し適切に管理できるようになります。

Contents

クレジットカードの明細の7つの基礎知識を確認しよう

クレジットカードでは様々な明細が発行されます。それらの「明細」は取っておくべきものなのか、捨てても良いものなのか分からない場合もありますよね。

こちらでは「明細」がいつ入手できて、何に使うものなのかサンプル画像などで確認しながらクレジットカード明細を適切に使うための基礎知識を理解しましょう。

クレジットカードの明細には利用明細と請求明細がある

利用明細と請求明細の違い
  • 利用明細:店舗で利用した際にもらえる個別の購入内容の詳細が記載された明細です。
  • 請求明細:毎月の引き落としの内容が記載された明細です。

クレジットカードの明細には利用明細と請求明細があります。

カード会社によって名称が異なる場合もありますが発行されるタイミングや役割から明細を理解してください。

それでは、実際にサンプル画像を見ながら、発行される明細を確認してみましょう。

利用明細

利用明細は店舗で利用した場合に、レジでその場で発行される明細です。

スーパーやドラッグストアなど日用品店で利用した場合には、購入した際のレシートに利用明細が一緒に印刷されている場合もあります。

請求明細

請求明細は、毎月の引き落とし金額とその利用実績の一覧が記載されているものです。

請求明細は、引き落とし額のお知らせの目的で発行されるもので、この請求明細の金額に従って、毎月決まった日に決まった口座から引き落としがされます。

何を買った商品名が分からない場合には利用明細かお買い上げ確認メールで確認できる

何を買ったか商品名がわかる明細例
  • 利用明細:実店舗でクレジットカードを利用した時に発行されるのが「利用明細」です。
  • お買い上げ確認メール:ネット通販などでは請求書や納品書がないこともあるので、その場合には購入内容のわかるお買い上げ確認メールが「利用明細」の代わりになります。

利用明細

利用明細には商品名の一覧と利用明細が一体化したものもあり、こちらなら何を買ったかが一目瞭然ですね。

商品名までは分からない利用明細もあります。その場合には一緒に発行される商品と価格の記載された一覧表を一緒に保管しておきましょう

お買い上げ確認メール

通販の場合には、商品を注文した時に送られてくる「お買い上げ確認メール」が利用明細の代わりになります。

少なくともクレジットカードの引き落としが終わるまでは、「お買い上げ確認メール」を削除しないようにしましょう。

引き落とし金額の内容を知るにはカード会社のWEB明細や郵送の請求明細確認しよう

請求内容がわかる明細例
  • WEBの請求明細:会員ページにログインすると確認できる月次の引き落とし内容がわかる明細です。
  • 郵送の請求明細:毎月1回郵送で届く紙の請求明細です。

クレジットカードは毎月同じ日に引き落としがされますが、「いつ」「どこで」「いくら」使ったかを確認するには請求明細が使えます。

請求明細には「WEBの請求明細」と「郵送の請求明細」があります。

WEBの請求明細

WEBの請求明細はクレジットカード会社の会員サイトから確認することができます。

利用が確認されると請求明細に記載されるので締め日前でもクレジットカードの利用が把握できます。

今までは、クレジットカードの請求明細は郵送されてくるものでした。郵送からWEBへは会員サイトからすぐに変更可能です。

WEB明細は過去15ヶ月ほどが閲覧できるので過去のデータを見るのにも便利です。なお、記載されている内容は郵送の請求明細と同じとなります。

郵送の請求明細

クレジットカードの利用実績を締め日でまとめ、引落日の15日ほど前に郵送で届く請求明細書です。

当月の引き落とし金額とその内容がわかるようになっています。内容はWEBの請求明細と同じ内容です。

WEBページの請求明細は一定期間で確認できなくなる

WEBページの請求明細は一定期間で確認できなくなります。

請求明細を見ることのできる期間はクレジットカードによっても変わりますが、一般的には15ヶ月確認できるようになっています。

15ヶ月を過ぎるとWEBでは見ることができなくなり、紙に出力されたものを郵送してもらうのが一般的な対応です。

misae
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15ヶ月より前の請求明細が必要になった場合には、サービスデスクに連絡すると郵送してもらえますよ。

郵送の請求明細は発行手数料がかかることもある

郵送の請求明細の発行手数料
  • 請求明細の郵送で手数料が発生するケース
  • 請求明細をWEB明細で年会費が割引かれるケース

毎月の引き落とし金額のわかる請求明細は、以前は当たり前のように郵送されていました。でも、今はWEB明細がメインになっています。

そのためクレジットカード会社によって「WEB明細にすると割引」もしくは「請求明細の郵送は手数料がかかる」など、WEB明細の方がお得になっています。

WEB明細にしても請求明細は自分で印刷して保管することは可能です。そのため、請求明細を紙で残したい場合でもWEB明細を選択することは可能です。

不正利用が疑われる身に覚えのない請求の明細の確認と対処の仕方

不正利用が疑われる身に覚えのない明細の確認と対処の仕方
  1. 利用明細やお買い上げ確認メールがないかを探す
  2. 明細がない場合、日付を確認しその日クレジットカードを利用していないか確認する
  3. カードを利用している場合、店舗名と請求元に相関関係がないか調べる
  4. カードを利用していない場合、家族などカードを利用できた人に確認する
  5. 誰も利用していない場合、クレジットカード会社に相談をする

請求明細に利用した覚えのない支払いがあった場合には、まずは落ち着いて明細の日付に購入したものがないかを確認しましょう。

また、請求者の名前が「店舗名」ではなく「会社名」になっていることもあります。請求者名を検索すると「店舗名」が確認できることもあります。

それでも使った覚えのない場合、ご家族など近くの方が誤ってクレジットカードを利用していないかを確認ししょう。

それでも、不明という場合にはクレジットカード会社に相談しましょう。不正利用の場合には請求金額は保険で賄われることになります。

さらに、以前のカードは停止され、新しい番号のカードが再発行され、今までと同じように使えるようになります。

misae
misae
クレジットカード情報を登録しているサイトやサービスがあれば、カードの情報を更新するのを忘れないでくださいね。

楽天やAmazonなど主要な利用先の明細の確認方法まとめ

主要な利用先の明細の確認方法まとめ
  • 楽天市場で購入履歴の明細を確認する方法
  • Amazon(アマゾン)で購入履歴の明細を確認する方法

請求明細がいつも利用する「楽天市場」や「Amazon」ばかりで、何を購入した時の請求が分からない場合には、購入履歴で明細を確認しましょう。

こちらでは、「楽天市場」と「Amazon」で購入履歴の明細を確認する方法をご紹介します。

楽天市場で購入履歴の明細を確認する方法

楽天市場のような大手通販サイトでは、会員の購入履歴がサイトの中に記録されています。

「利用明細」や「お買い上げ確認メール」が見つからない時に何を購入したか明細を確認することができますよ。

楽天市場の購入明細の確認方法
  1. 楽天市場の画面の右上にある「購入履歴」をクリックします。
  2. 購入したものが一覧で表示されます。

Amazon(アマゾン)で購入履歴の明細を確認する方法

Amazon(アマゾン)でも、購入の履歴をサイトの中で確認することができます。

サイトの右上にある「注文履歴」から、今まで購入した商品の明細を一覧で見ることができるので、何を買ったか分からない場合にはこちらを活用しましょう。

Amazon(アマゾン)の購入明細の確認方法
  1. Amazonの画面の右上にある「注文履歴」をクリックします。
  2. 購入したものが一覧で表示されます。

【確定申告をする方向け】クレジットカードの利用明細の扱い方を解説!

確定申告をする場合には、経費はクレジットカードを使って購入すると、購入履歴が残るので現金払いよりも計上漏れが少なくなるのでおすすめです。

クレジットカード払いの場合は「請求書」や「領収書」がないので、「明細」を利用して経費計上を行います。

こちらでは、確定申告の経費計上をする時のクレジットカードの明細の使い方や、利用の時の注意事項を見ていきましょう。

クレジットカードの利用明細は便宜上領収書になる

利用明細は、便宜上経費計上の領収書になります。

「便宜上」というのは、利用明細は本来領収書に必要な記載項目が満たされていないからです。

領収書に必要な項目
  1. 宛名
  2. 利用年月日
  3. 内容
  4. 金額
  5. 発行者名

多くの場合、領収書に必要な項目で利用明細に記載されていないのは「宛名」「内容」となります。

「宛名」は、利用しているカードの所持者ということになりますが、経費計上する上では他の方のカードで購入されていても問題はないです。

「内容」については、一般的な利用明細には記載されていません。申告後の税務調査などを考えればレシートなどの「購入内容の分かる明細」も一緒に保管しておくと安心ですよ。

クレジットカードの請求明細は領収書にはならないので注意

クレジットカードの請求明細は領収書にはなりません。ただしこちらは、カードの利用者に今月の引き落とし額をお知らせする明細です。

経費計上の上では、経費計上する購入物に対する支払いが行われたという間接的な証明にはなります。

そのため、必須ではありませんが申告の添付書類として保管しておく意味はあります。

確定申告の経費の明細の保管期間は決まっている

区分 保管期間
法人 7年
青色申告 7年
白色申告
  • 領収証:5年
  • その他書類:7年

確定申告の根拠となる書類は保管しておく期間が決まっています。期間は申告区分によって変わりますので注意しましょう。

税務調査が入った場合、保管期間内の書類は確認されるので、しっかりと分かるように保管して置きましょう。なお、WEB明細を添付書類とする場合には印刷してファイルします。

また、領収書代わりに「お買い上げ確認メール」を利用する場合、印刷しなくても問題はありませんが、税務調査が入った場合にはきちんと見せられるようにしておきましょう。

請求明細はエクセルで出力したものではなくネットの画面を印刷する

WEB明細は「エクセル形式で保存」や「CSV形式で保存」などエクセルで読み込めるデータをダウンロードできる方法が用意されています。

個人の覚書としてダウンロードする場合には良いのですが、経費計上のために利用する場合には、web画面をそのまま印刷して保管しましょう。

エクセルの情報は編集がしやすいため、経費計上の書類としてはおすすめできません。

WEBページで見れない過去の明細は郵送で再発行できる

WEB明細は一般的に15ヶ月前までしか確認できません。そのため、申告書類として利用する場合には印刷しておくのがおすすめです。

どうしても15ヶ月より前の確認できなくなった「請求明細」が必要になった場合には、印刷した書類を郵送してもらうことができます。

misae
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必要になった場合にはサポートデスクに連絡して郵送してもらいましょう。

【主要クレジットカード会社別】WEB明細の確認方法まとめ

クレジットカードの請求明細は、WEB明細を利用すれば過去のものはもちろん、当月の引き落とし予定金額を途中の状態でも確認することができます。

そのため、過去の実績を確認するだけでなく今月の支払い総額をコントロールすることもできるので、とても便利です。

こちらでは、主要なクレジットカードのWEB明細の確認方法をご紹介しますね。

三井住友銀行のクレジットカード「VISAカード」の明細を確認する方法

三井住友銀行VISAカードの請求明細は、会員サイトの「Vpass」から確認することができます。

「WEB明細」のメニューから「利用明細・お支払い」を選択し、「お支払い月」というメニューがありますので、明細を見たい「年月」を選択します。

選択した「年月」の引き落とし金額の合計と利用情報の一覧表が表示されます。

JCBクレジットカードの請求明細を確認する方法

JCBの会員サイト「MyJCB」にログインし「カードご利用状況」メニューを選択すると、引き落とし金額が表示されます。

この金額の明細を見るには「明細を見る」というボタンを押します。明細を見るための目次に遷移しますので、明細を見たい日時を選びましょう。

みずほ銀行のクレジットカード「UCカード」の明細を確認する方法

みずほ銀行UCカードの会員サイト「アットユーネット」にアクセスして、「ご利用内訳」のタブを確認します。

こちらのページから請求内容が分かる「請求内訳」や、エクセルで開ける「CSVデータ」のダウンロードの行えるリンクもありますよ。

イオンのクレジットカード「イオンカード」の明細を確認する方法

イオンカードのクレジットカードの明細は会員サイトの「くらしのマネーサイト」から24ヶ月分をを確認することができます。

「お振込案内・明細照合」メニューで「請求明細」が表示されます。その利用一覧をクリックすると「利用明細」が表示されます。

ドコモのクレジットカード「dカード(旧DCMXカード)」の請求明細を確認する方法

ドコモのクレジットカード「dカード(旧DCMXカード)」の明細は、dカードの会員サイトから確認できます。

「ご利用状況確認」メニューから「カードご利用明細照会」を選ぶと、15ヶ月分の明細を参照することができます。

タブに分かれていますので、見たい年月のタブを開いて確認しましょう。

misae
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請求明細を郵送からWEB明細への変更は会員サイトから簡単に変更できますよ。

クレジットカードの利用明細に関するQ&A

クレジットカードの利用明細に関するQ&A
  • 会社の経費を自分のクレジットカードで立て替えましたが、利用明細を提出すれば良いですか?
  • 経費を本人以外クレジットカードで購入しましたが問題ありませんか?
  • 会社の経費立て替え精算でクレジットカードの「請求明細」を提出する場合、当該箇所以外は黒塗りで隠すのは問題ないですか?
  • クレジットカードの利用明細を紛失してしまった場合、再発行は可能ですか?
  • 利用したものが請求明細に反映されるのが早い場合もあるのですが、なかなか反映されない時もあります。いつ反映されるものなのでしょう?

クレジットカードの明細の種類と使うタイミングなどについて見てきました。

クレジットカードの明細は個人的な引き落としの確認だけでなく、確定申告や経費精算にも使えるんですね。

こちらでは、実際に明細を使う時の細かな疑問に答えていきます。ぜひ、参考になさってください。

会社の経費を自分のクレジットカードで立て替えましたが、利用明細を提出すれば良いですか?

一般的には「利用明細」の提出で経費精算をすることができます。

ですが、「利用明細」のみでは支払いを終えている状態ではないため「請求明細」も必要な場合もあります。

ルールは会社によっても異なりますので、詳しくは経費担当の方にご確認ください。

経費を本人以外クレジットカードで購入しましたが問題ありませんか?

ご本人名義のクレジットカード以外で立て替えても、経費精算に問題はありません

会社の経費立て替え精算でクレジットカードの「請求明細」を提出する場合、当該箇所以外は黒塗りで隠すのは問題ないですか?

毎月の引き落としの利用一覧が記載されている「請求明細」では、経費と関係のない利用実績は黒塗りして隠しても問題ありません。

クレジットカードの利用明細を紛失してしまった場合、再発行は可能ですか?

クレジットカードの利用明細は「領収書」と同様に紛失すると再発行はできません。無くさないように注意しましょう。

利用したものが請求明細に反映されるのが早い場合もあるのですが、なかなか反映されない時もあります。いつ反映されるものなのでしょう?

店舗で購入した場合、店舗がクレジットカード会社に利用を報告したタイミングで請求明細に反映されます。

電送の場合は即時反映されますが、インプリントなどアナログの場合には引き落としまでに1ヶ月以上かかる場合もあります。

 

クレジットカードの利用明細まとめ

クレジットカードの利用明細まとめ
  • クレジットカードの明細には「利用明細」と「請求明細」がある
  • 「利用明細」は領収書代わりになるが、「請求明細」は領収書にはならない
  • 通販で「利用明細」が入手できない場合には「お買い上げ確認メール」が利用できる
  • 確定申告する場合、経費の購入にクレジットカードがおすすめ
  • クレジットカードで経費計上する場合には「明細」を適切に利用する
  • 確定申告の書類は保管期限が定められているので適切に運用する

何気なく受け取るクレジットカードの明細ですが、何種類も発行されていてすぐに捨ててしまっていいのか、とっておくべきものなのか判断に困りますよね。

通常利用しているカードは、毎月の引き落とし額を「請求明細」で確認し、その内訳を「利用明細」で照合し不明な引き落としがないか確認します。

不明な引き落としがないことが確認できれば「利用明細」の保管は不要です。

確定申告などの経費計上に利用する場合には、「利用明細」か「お買い上げ確認メール」を領収書代わりに経費計上できます。

確定申告の添付書類として利用したクレジットカードの明細は、確定申告の種類によって適切な年数を保管しましょう。